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プレス・リリース 2004年8月

The original text can be found at !Quite Great Publicity


2004年9月、ワンダースタッフのスタジオアルバムが11年ぶりにリリースされる。
ライブのみの再結成から3年半、彼らはついに立ち上がり、新曲のレコーディングに踏み切った。
その答えがEscape From Rubbish Islandだ。

「メンバーが変わることになった、正直なところもともとのメンバーじゃない、
だけどレコードに本腰をいれようということになれば、バンドはバンドとしてやらなければならないこともある。」


マイルスの言うように、新メンバーとして元RDF (Radical Dance Faction) のベース、マーク・マッカーシー、
LAのパンクロッカー、ドラムのルーク・ジョンソンが加わり、2004年ワンダースタッフの強大な力となる。

マイルス・ハント (ボーカル/ギター) & マルク・トゥリース (guitar/vocals) は今までのように
前列のセンターでプレイし、イギリスでも指折りのギター/ボーカル デュオのパフォーマンスを披露してくれるだろう。

「マルクと俺はライブでプレイしないと満足できないんだ。
だから俺はバンドのメンバーが揃わない間でも、定期的にソロでライブを続けてきた。
俺はワンダースタッフのアルバム全てに価値があると思ってる、言うまでもなくね、
だけど何よりライブバンドとしてプレイすることこそ俺達の本当の強みだったんだ、
そしてそれは今も変わらない。」

とマイルスは語る。

ウソじゃない。昨年(2003年)末12月、彼らはたった3日で17,000余りの観客を動員したのだ!
しかしこのことはファンを魅了して止まないライブパフォーマンスのアピールのせいだけではない。

22枚のシングル、そのうち17枚はトップ20に入り1位に輝いたものもある。
4枚のイギリストップ20アルバム、Brixton Academyでの5夜連続のライブ(彼らはClashの記録を破るつもりじゃなかった、敬意を払って!)、
そして2000年ケンティッシュタウンのフォーラムでの5夜。
レディングとフェニックスでのヘッドライナーという位置付けは、
ワンダースタッフそして同様にファンが誇らしげに語るほんの一例にすぎないのだ。

「何年にもわたって観客が見せてくれる応援の気持ちはハンパじゃないよ。特に、ここ3年はね。
Gary Glitter Gang Showみたいに毎年クリスマスだけのライブを続けて、何も新しくリリースしない、
こんなんじゃファンをばかにして自分達の利益のためだけにやってるみたいに思われても
仕方ないだろう。
この新しいアルバムはそんなファンのために感謝の気持ちを込めて作ったんだ、
みんなの応援がなければ、俺達は曲を書いたりレコーディングしたり演奏したりできないんだから。」

ワンダースタッフはEscape From Rubbish Islandのレコーディングを2004年の1月に開始した。
場所はイギリスの心臓、ストラトフォード・アポン・エイボン。
ここは1994年フェニックス・フェスティバルでバンドが終わりを迎えた街でもある。

「そういうつもりじゃなかったんだ、全くの偶然、だけどその偶然に気づいた時、
なんだか強く胸をうつものがあったよ。
2-3年、ずっとイングランドから出ようと思ってたんだ。どこか他の国でゲストでいたい。
政府がイギリスの住民をどう扱っているかという責任を、自分がむき出しにしてるような気分でいるよりもね。」


”この沈みかけた船から救い揚げてくれ・・・。Yeah 俺はネズミみたいなものなのかもしれないけど、
それでもやっていける、どこか他の場所でさえあったなら・・・”
とはアルバムのタイトル曲Escape from Rubbish Island(9月27日発売)からの一節だ。

ハントは、反抗的な鋭さを無くしてはいないのはもちろん、
自分の目で見たありのままを伝えたいという意欲も失ってはいない。

「俺が受身の人間だったことなんて一度もない。そんなの自分にはありえないよ。
俺は、自分をさしおいてまで他人の気持ちを代弁しようなんて思っちゃない、
だけど自分の胸の内をすっきりさせなきゃといつも感じていた。
感情的に言えば、このアルバムは俺が37年間 home だと呼んできた場所に対する
”Dear John(絶縁状)”であり、ここから抜け出してもっともっと強く成長したいという俺の欲求を表してるんだ、
そういう気持ちがこのアルバム中にちりばめられてるのさ。」


”殴られたり、こそこそ盗み見られたり、笑われたり、そんな仕打ちをうけるかも。
逃げ出そうという考えにすぐなってしまうから。”
10年ぶりのシングルBetter Get Ready For A Fist Fight (9月20日発売)でワンダースタッフはそう歌う。

準備は整った、君もツアーに向けて心の準備をした方がいい。

LAST_MODIFIED : July 11 2007 JST