the wonder stuff.jp もっと、もっと、もっと ワンダー・スタッフ

"the only thing that doesn't change about Milo,
is that Milo never changes"

メンバーは、イギリス人のStuart Quinnell(ベース、元Understand/現The Wonder Stuff) 、アメリカ人のMichael Ferentino (ギター、元Love in Reverse/現Amazing Meet Projct) とAndres Karu (ドラムとプロデュース、元Love in Reverse/現Amazing Meet Projct)、そしてマイルス・ハント。
バンドは2002年1月よりイギリス国内でデビューツアーを開始し、3月にはデビューシングルEvery Thing Is Not Okayをリリース、4月にはバンド名を冠したアルバムThe Miles Hunt Clubをリリースした。

Stuart
スチュアートはバンドUnderstandでベーシストとして93年にメジャーデビューした。解散後、A、 Reef、Lowgoldなどギルクスのプロダクション所属バンドのベーステックとして働いていたが、2000年、1本の電話がAのアメリカ・ツアーの時彼の元に飛び込んできた。それがワンダースタッフのベーシストとなる電話だった。マイルスはVENT414時代からチュアートのベースを気に入っていたらしく、マイルス・ハント・バンドのベーシストへと至った。

Michael/Andres
5歳からの幼馴染だというマイケルとアンドレス。
幼少より楽器や作曲を始めた2人はDogという名前のデュオを結成。後に3人となった彼らはメジャーデビューと共にLove In Reverseと名を変え90-95年に渡りニューヨークで活躍したものの、レーベルとの契約に不満を持ち解散に到った。
1999年-2000年には友人が立ち上げたレーベルGig RecordsからThe Amazing Meet Project'sとしてアルバムをリリース。これがきっかけで同じレーベルだったマイルスのツアーに参加、彼らは互いの音楽に好感を持ち交流を深めることとなった。そして最初のマイルス・ハント・クラブのアルバムに参加することになった。

LIVE REPORT


某氏のレビューより 2002/1/27 Cardif,Barfly

かなり良かったです。
会場はとても小さく400人くらい、持ち歌もそんなに無いようで一時間くらいで終わりました。まさにプロモツアーという感じ。
WSの曲は一曲もやりませんでした(期待してた輩は多かったけど)ベースはスチュワートのようでした。何せ髪ぼうぼうだし髭もはやしていてWSの時からして一見分かりませんでしたが、マイルスがそう言ってましたから。
曲はマイルスが書いてるようですが、アレンジは他のメンバーの影響がかなりあって音はWSとは相当違いました。もっとギターポップ系に近いでしょうか。もうちょっとスリムな正統派の英国ロックという感じです。
マイルスは途中ちょっと不機嫌だった(後ろで喋ってる人間が気に入らなかった模様)ようですが、テンションは低くは無かったです。何より新バンドなので、メンバーも客の反応を伺っているような感じでした(もっともCardiffの人間は田舎者だから乗りは良くないのですけど。)。
今貰ったCDを聞いてます。セットリストも貰いましたが何だか良く分かりません。


通りすがりさんのレビューより 2002/1/28 London,Borderline

ライブの数日前に現地でチケットを購入しました。
会場となる「ボーダーライン」は収容人数200人あまりのこじんまりとしたスペース、とのこと。近くにはミュージカル「レ・ミゼラブル」や「マンマ・ミーア」の劇場もあり、なかなか賑やかな場所にあります。

先着50名にもらえるというCD目当てに当日は開場(20:00)の30分前に到着するも、ドアの前には誰もいません、、、。仕方なく周囲で時間を潰し、15分前に再び向かうと、ようやく10人ぐらいの行列が(ちょっと寂しかった)。そのまま並んで、無事、CDをもらうことができました。厚紙のパッケージに入ってます。INTROとOUTRO込みで6曲入りなので、実質4曲入りですね。

ステージ横にバーがあったので、お酒を飲みつつ、じっと待ちます。フロア奥にいきなりステージが。観客を隔てる策などは一切ありません。こんな近くで見れるなんて!! 感激です。
20:30頃から前座のバンド(名前は不明)が登場。この時点では、まだ会場にはかなりの余裕がある状態でした(ガラガラ、、、)。しかし!!21:00過ぎ、The MIles Hunt Clubが登場した頃には、満杯状態になっていたので、安心しました。客層は30代から40代が中心。かなり落ち着きある雰囲気です。

マイルスの服装は青の綿シャツ、太めジーンズ(折り返しアリ)、太ベルト、髪はスッキリ短髪、なぜか極太の喜平シルバーネックレス&ブレスレット。体型は、ちょっとお腹が、、、!? 色がめちゃめちゃ白くて、顔が整っているせいもあってか、まるでロウ人形みたいでした。

マイルスはライブ中すごく楽しそうで、微笑みが絶えませんでした。ギターをかきならし、汗を飛び散らせて歌う姿は、ホントウにかっこ良かったです。合間には白ワイン(銘柄は「シンポジウム」)をビン飲み。もしゃもしゃ髪のスチュワートはエビアンを。
一方、観客はお酒をのみつつ、タバコをくゆらせつつ、音楽に身を任せて気持ちよさそう。彼等も会場もすごくハッピーな雰囲気でいっぱいでした。激しく体をゆすって、叫んで、大騒ぎ、というよりは、しっとり&まったり系かと。でも、決してテンションが低い、という訳ではなく、大人達が個々のペースで音楽を楽しんでいるような感じでした。

肝心の音楽は、ロックと言ったらいいのか、ポップと言ったらいいのか、、、知識不足でジャンルは分からないのです(ごめんなさい)。とにかくシンプル&素直な曲調でした。マイルスのボーカルがすごく伸びやかで、そこにギターやドラム、ベースがからんで、渾然一体となって、聴いていて気持ちいいんです。いい意味で力が抜けているというか、自然体な印象でした。CDが発売されたら絶対買いたいです。

MCでは、冗談もまじえつつ、観客からのつっこみ(小さい会場だとここがイイですね)に応酬しつつ、色々しゃべっていました。英語が分かったらなぁ。前日のカーディフでのライブの事にも触れていましたが、全然ヒアリングできませんでした、、、

熱狂的WSファンらしき人達が「サークルスクエア!!」とかWS系つっこみ(?)をたびたびマイルスに向けていました。気持ちは分かりますが、The MIles Hunt Clubのライブなのに。このグループだけはライブ中も異常にテンションが高く、終始踊り狂っていて、見ている分にはオモシロかったです。結局、WS時代の曲は1曲も演奏されませんでした。

ライブはだいたい10曲ほど、1時間ぐらいで終了。最後の曲(カバー曲!?)のサビ歌詞が「All I need is YOU〜」だったのが印象的でした。すっごくストレートな歌詞だな、と思って。

そんなこんなで22:00過ぎには帰宅の途に。
あったかくて、やさしくて、ステキなライブでした。まさにFull Of Happiness!!
CD発売が楽しみです。

LAST_MODIFIED : July 11 2007 JST